旅館 1F内装工事
wad resort 千鳥亭
兵庫県たつの市御津町新舞子1414-1
千鳥亭は瀬戸内の新鮮な鮮魚料理と地元のお野菜をメインとした料理とモダンな客室が素敵なお宿です。
改装前の様子です、非常に丈夫なつくりで今までしっかり保てていたようです。ただやはり昭和のデザインが時代を感じさせるようですね。これからはモダンかつスタイリッシュなデザインで老若男女問わず好まれるお宿に変身させたいと思います!
食堂はテーブル席が閑散と並べられ、せっかくのお食事も見栄えがしません。二階へ続く階段ですが下駄箱が途中にあり出し入れの際、転落の危険や通行する人と出し入れする人がバッティングし少し効率が悪いような気がします。
工事前日、お宿の方と最後の片付けです。とりあえず簡単に解体できそうな部分からバラしていきます。ふと気がつくと旅館の方の素敵なメッセージが解体された板に書かれていました。これからできるお宿にも同じように愛着がわいてもらえるよう頑張りたいと思います!!
壁や天井など不必要なものは全て撤去し、できるだけゴミの量を減らすため床のフローリングはこの上から施工します。エントランス周りも解体され新たな装いのための下準備をしていきます。
もともと食堂のあったところはボックス席と個室に変身します!どちらも年配の方を考慮し堀席にしております。また個室は間仕切戸で分けることで二部屋で使ったり、一部屋にして団体様にもご利用いただけるよう配慮しました。
受付カウンターも一度解体して新たに造作しました。
改装テーマとして「暖かみのあるヌードデザイン」を念頭に施工しております。それは素材感をうまく生かし人に優しい空間を演出すること。なので手に触れそうな場所はタモ材、オーク材などの木材を多用しております。
階段途中にあった下駄箱は撤去し、入り口付近へ新設します、かわりにここには季節の移ろいやお宿からのメッセージを演出できる場所に。
右下は一階トイレの造作の様子です、オシャレ水栓は先施工なのですでに設置済みです。
エントランス付近、大型の自動ドアが設置されています、かなりの重量がありますので基礎下地はこれでもかというぐらい堅牢にしています。
間仕切壁ができるとなんとなく雰囲気がわかりますね。
ふたたび食堂へ、ほぼ形になってきました。ここが個室になります。大きなガラスを入れお部屋が暗くならないように配慮しました。もちろんこれで仕上げではありません、このあとさらにガラス面へ目隠しのためグラデーションフィルムを施工します。これで採光とプライバシー保護を両立させます。
仕上げにかかります。受付カウンターに変形モザイクタイルを貼っています。こういったところで素材感を強めていくとシンプルなデザインでも重厚感が生まれるのです。天井にもクロスが施工され照明や歓喜設備などが設置されたらいよいよ完成です。
もともとは土足でしたが、今回は小上がりにして靴を脱ぐ日本のスタイルにしました。下駄箱はすぐ傍に設置して混雑を防ぎます。地味にならないようにできるだけ明るい素材、あるいは素材そのままで仕上げております。
新しい食堂のです。6人ボックス席3組と6人個室と8人個室を用意しました。ボックス席のシート下は収納として使えるように空洞にしております。赤いすだれがアクセントでいいですね。
受付カウンターの後ろにロゴ看板を設置しました。樹脂製の看板であらゆる造形が可能です。看板があるとぐっと店らしくなるものです。
個室の間仕切を設置しました、団体様が来られたら外して小宴会スタイルに変身!外した収納は壁際に収納できるように細工しており邪魔になりません。
トイレも広めでゆったりとできるように配慮しました、直接光をさけ間接光で柔らかく暖かみのある仕様に。
じつはもともとEVの機械室があったところを完全個室に改善しました!奥にアクセントとしてアンティークの書院欄間を照明として配置しシンプルな空間に個性を演出しました。